2014.04.16 Wednesday
生きて生きて生き抜いて!
JUGEMテーマ:ねこのきもち

ってなわけで、何がどんな訳かは分かりませんが今日は初夏の陽気になるようです、暑くなるかな〜?
朝はもう5時には明るくなり、気持ちの良い空気を感じる事が出来ます。
数年前、パパさんの車庫の中に燕が巣を作りました、車庫の中に車があると親は警戒して巣作りに専念できません、結局パパさん、子供たちが飛び立つまで車は入れる事が出来ませんでした。
せっせせっせと餌を運ぶ親燕、生きてやる!と親だけを信じて口を広げる子供たち、小さな小さな体が、パパさんに生きる意味、産まれて来た意味を教えてくれたような気がします。
中には巣から落下する子供もいました、もちろん下にはクッションを敷いていましたので大事には至りませんでした。
直接子供の燕を触ると人間の匂いがついてしまうため、手袋をはめてそっと巣に戻し、どうやら他の子供たちからも親からもいじめられる事なく、立派に成長して行ったようです。
その子供たちにも巣立ちの時がやって来ました、パパさんの家にある1メートルぐらいの低い木に全員集合、しかし天気はあいにくの大雨、子供たちは2日間雨の中で過ごす事になります。
小さな体を膨らませ、目は閉じたまま、風が吹き、木が揺れてもしっかりと足で枝を握りしめ、雨をやり過ごします。
子供たちにはだれも頼れるものはいなくなりました。
雨があがった早朝、自分の体に刻まれたDNAをまるで呼び起こすかのように体を震わせ、果てしなく遠いまだ見ぬ大地の匂いを確認したら、さあ、いよいよ旅立ちです。
パパさんの想いなどどこ吹く風、遠い遠い空に未来を託し子供たちは飛び立って行きました、そんな季節が今年もやってこようとしています。
新しい素敵な奥さんを連れて、またこの大地に戻って来ておくれ、車庫は空けておくよ、時々道を見失いそうになるこのパパさんに、また、生きる意味を教えてくれるかい?
では、今日はこの辺で。
ーおしまいー